さとこのブログ〜乳がん患者の家族が考えていること〜

乳がん(アポクリンがん)患者の家族として思ったことを、気が向いたらつらつらと
(^O^)

標準治療と

みかんの美味しい季節ですね。スーパーのダンボールに印刷されていた〈みきゃん〉…かわいい!!


がんに限らず、医療用語は難解です。大学生の頃、一番初めの法学の授業で「法律用語は外国語みたいなもんだ」と言われましたが、専門性の高い言葉は似通っていたり、一遍読んだだけでは意味が分からないものが多いですよね。

父方も母方もがん家系の我が家ですが、がんに関する知識(抗がん剤の副作用等含む)は全くと言っていいほどありませんでした。

先に書きましたが、私が参考にしたのは

・国立がん研究センター がん情報サービス

・日本乳癌学会の乳癌診療ガイドライン

の情報が中心です。

『標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療であることが示され、ある状態の一般的な患者さんに行われることが推奨される治療をいいます。

一方、推奨される治療という意味ではなく、一般的に広く行われている治療という意味で「標準治療」という言葉が使われることもあるので、どちらの意味で使われているか注意する必要があります。なお、医療において、「最先端の治療」が最も優れているとは限りません。最先端の治療は、開発中の試験的な治療として、その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となります。』

(国立がん研究センター がん情報サービス より)

『現在利用できる最良の治療』である標準治療を選択するのは、私たちにとって自然な流れでした。人によっては色々と調べて『免疫療法(広義/効果あり)』や『代替治療(健康食品、サプリ等)』を併用若しくは単独で行う方もいらっしゃるでしょう。

母は『標準治療(母の場合は、手術で全摘・術後に抗がん剤治療)』をなぜ選択したのか?もう少し詳しく紐解くと…

・母には「がん=手術、抗がん剤」という考えが元からあったから

・主治医に勧められたから

・家族(私、父)が勧めたから

・免疫療法や代替治療の内容が母の好みではなかったから(食事制限やサプリメント、運動、ストイックなことが嫌い)そもそも頭に思い浮かばなかった

…大した理由になっていない気もします(^_^;)

そして、あくまで私がブログなどを拝見した上でのイメージですが『標準治療』を選択しない方の多くは、

・抗がん剤を拒否するという確固たる意思がある(身近に抗がん剤の副作用で苦しんだ方がいらした、副作用により日常生活に著しく支障を来す等)

・主治医が目を見て話してくれない、流れ作業のように告知・治療方法の説明をされた等、医師との信頼関係が築けなかった

・「知人」に「代替治療」「免疫療法を行っている病院」を勧められた

…色々とがんについて調べたり、非常に真面目な方が多いのかなと思います。

母が乳がんになってから、有名人が乳がんだと聞くと【ステージは?サブタイプは?治療方法は?】と気になってしまいます。

南果歩さんが乳がんのフォーラムで「抗がん剤治療を中止した」と発言したとの報道には、とても驚いたのと同時に、家庭の事情もあり、芸能界という特殊な仕事故のご判断だったのかなと、複雑な気持ちになりました。

私は、どのような治療方法も選んだ患者本人の問題だから、その考えが尊重されると良いなぁ…と思いますが(尊重されるべき、とは思いません)、

一日も早く、患者の身体的・精神的・経済的な負担の軽い治療方法が研究され、結果世の中に広まれば、と考えています。


「国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス」

http://ganjoho.jp/public/dia_tre/index.html