さとこのブログ〜乳がん患者の家族が考えていること〜

乳がん(アポクリンがん)患者の家族として思ったことを、気が向いたらつらつらと
(^O^)

宴のあと

今月25日は、三島由紀夫の命日でした。

三島の作品では「宴のあと」が好きです。

主人公である高級料亭・雪後庵の女将《かづ》の一直線さが、何より魅力的です。

動と静、保守と革新、肉感的な女と枯れた魅力のある男。保守系政治家御用達の料亭の経営者として第一線で働くか、じじばば2人 東京の外れで余生を過ごし先祖代々の「墓」に入るか。その対比が分かりやすく、人物描写もまるで映像を見ているかのように明瞭に描かれています。

「憂国」も好きでDVDを持っていますが、小説の方が圧倒的に面白いので、あまり再生しません。


学生時代に買った雑誌「夜想」の三島特集には、切腹の様子を段階的に演じた写真が掲載されており、彼のフェティシズムの一端が垣間見れます。【男性の劣等感は拭っても拭いきれぬものなんだな】と三島の鍛えた身体を見る度に思います。

社会人になってから小説や美術館、演劇や映画とは縁遠くなってしまいました。同僚にその話をしたら「余裕がないんだろうね」と返されました。納得です。悲しい年の重ね方をしていますね。

今日は会社もお休みなので、お昼ご飯を食べたら寺山修司の本でも引っ張り出してゴロゴロ過ごすことにします。