さとこのブログ〜乳がん患者の家族が考えていること〜

乳がん(アポクリンがん)患者の家族として思ったことを、気が向いたらつらつらと
(^O^)

【あるがまま】いまを受けとめて

師走ですね。母は右下のまづげが抜けていくそうです。今週は抗がん剤の点滴がないのですが、お腹や背中がカーッと熱くなることがあるみたいです。ぽっぽぽっぽして「風邪かな?!熱かな?!」と慌てていますが、暫くすると治ります。一安心。

数年前の今頃、私は家にいました。会社は、休職していました。鎌倉の海は、その頃見に行きました。

当時の私は、昇格して、分からないことだらけで、プレッシャーも感じていました。

会社の言うことをバカ正直に受けとめて、完璧を求め、一方で役職者として当然実力もまだまだ身についていないのに謙虚さを出せず、特定の上司・同僚の役職者から反感を買いました。

さらに上の上司に「頑張れよ」と目をかけて頂ければ頂くほど、周りからの風当たりは日増しに強くなっていきました。

それでも期待に応えたくて、空回りに休みなく働いていました。

そのうち過眠と過食が続き、けれど体重はどんどん落ち、身なりに気を遣わなくなりました。

次第に物事の優先順位が付けられなくなり、毎日働いても仕事は終わらず、何を読んでもツルツルと目が文字の上を滑りました。

倒れることが増え、泣きながら会社に行き、泣きながら働き、泣きながら帰ってきました。

そして、自分が生きるために、休職しました。

会社を早退した日の帰り道を、よく覚えています。秋なのにとても暑くて、ベンチに一人座り、ぽっぽぽっぽしてました。一人で帰ったら、どうにかしてしまいそうで、途中の駅まで両親に迎えに来てもらいました。

休職して、初めて、親のありがたみが分かりました。私がどんな状態になろうと絶対に裏切らないのは、親だけです。心配を掛けましたが、それでも温かく接してくれました。その関係は、今も続いています。

【親と良好な関係を築く】今までの人生の中で、私にとってはいちばん大きな収穫でした。

芥川の『杜子春』を再読した時、涙が出ました。以前の私は、杜子春の気持ちも、杜子春の母親の気持ちも、仙人の考えも分かっていませんでした。

休職期間中は通院といわゆる日常生活、近所への買い物や部屋の片づけ、両親との会話に費やしました。仕事のことを考えないようにするために努めましたが、会社への報告義務はありますのでその電話や手紙がつらかったです。何より仕事を放り投げて、部下のことも放ったらかしにして【私は逃げたんだ】という自責の念が、私を苦しめました。


その後職場復帰して、現在も同じ会社で働いていますが、昨日はダメダメでした(´・_・`)

未だに完璧主義で頑固で、自分で自分を許せず、解放できていない私がいます。

肉体的な疲労、気疲れ、睡眠不足、ホルモンバランス、久々の業務内容、残業、空腹…自分で肩の力を抜かないといけないなぁと思っていても、それが出来ない時もあります。

そんなこともあります。しょうがない。人間ですから、ね。

そういう自分も自分ですし、より良い選択肢(笑顔で仕事を完遂する)を選べれば、自分の中に葛藤があっても、良いんです。

症状は、以前に比べればだいぶ良くなりました。お客さんに迷惑をかけないことを一番に考えているので、それが出来ただけでも【はなまる】です(*^◯^*)


だから今日は、少し肩の力を抜いて一日を終えたいです。忙しい年内、そういう自分でありたいと思います。家族とも、食事に行きたい。プレゼントも、渡します。

家で将来の展望も何も見えなかった数年前の私と、これからまた調子を崩す私に【大丈夫だよ】と言いたいです。


おちゃめな笹野さん❤️